綾瀬はるか 映画「ICHI」盲目の男と女、剣で語るそれぞれの宿命!

綾瀬はるかの映画「ICHI」盲目の男と女、剣で語るそれぞれの宿命!です。

綾瀬はるかが主演し、時代劇映画史上屈指の名キャラクター座頭市を、男性から女性に置き換えて大きく注目された話題作です。

市は盲目の女芸人、瞽女として人探しのために一人旅をしていました。
寒い中泊めてもらおうと頼んでも中々泊めてもらうことが出来ません。
近くの倉庫で休もうとしていると先程泊めてほしいと頼んだ旦那が情けでご飯を持ってきてくれました。
しかし旦那は市に手を出そうとしました。
その事に気づいた市は仕込み杖でその男の指を切りました。

ある日、市の連れである同じ盲目の女が男と交わりそのお金を請求します。
しかし男たちは目が見えないことをいいことに殴りつけます。
男たちはやがて市を見つけ同じように手をかけようとします。

そこへ偶然現れた十馬という侍が庇います。
しかし、その侍は剣を抜くことが出来ずたじろぎます。

切りかかろうとした時、市が見事な剣裁きで男たちを退治しました。
お金がなくなってしまった十馬は市と一緒に宿場町に行きます。

そこの博打で市のおかげで儲けることが出来ました。
そのことによって輩が襲ってきましたが市がまたもや退治します。
それを見た白河組の若頭である虎次は市と勘違いし、十馬を用心棒として雇います。
市が倒したのは万鬼党と呼ばれる凶悪な輩だったのです。

用心棒として就任した十馬でしたが、武家の指南役の息子でありながら幼い頃に母親を殺害されたことがトラウマで剣を抜くことができなくなっていたのでした。
その後、万鬼党が宿場町に攻め入ってきます。
十馬は用心棒の役目を果たせず、白河組の頭は殺害されてしまいました。
市は探していた人が万鬼党の敵であったことを知り、万鬼党に自ら連れていかれます。

そこで万鬼党の頭、万鬼に会い探していた人がすでに病気で亡くなったことを知ります。
その後万鬼との戦いでボロボロになってしまった市は幽閉されます。
もう死んでしまうのだと悟っていましたが、そこへ十馬が助けにやってきました。
そして市は宿の客引きをしていた小太郎の看病を受けます。

そして、十馬はいよいよ万鬼と戦います。
それまでは剣を抜くことが出来なかった十馬でしたがこの戦いでは五分五分の勝負をしていました。お互いにとどめを刺しましたが万鬼は助かり、十馬は破れてしまいました。

市は駆けつけて、万鬼を倒します。
市は宿場町を後にし、十馬の母親の墓前に刀を供えます。
そして物語は終わりをむかえます。