吉高由里子 舞台『シャイニングな女たち』!
吉高由里子の舞台『シャイニングな女たち』です。
金沢の役所で非正規社員として働く金田海を吉高由里子が演じます。
金田のささやかな楽しみは、ホテルで行われる、赤の他人の「お別れの会」に紛れ込み、ビュッフェを食べて帰ることでした。
ある日、20回目に潜り込んだ「お別れの会」で金田は見覚えのある面々と遭遇します。
それはかつて自分がキャプテンを務めていた、大学の女子フットサル部のチームメイトたちでした。
中学時代からの親友だった山形圭子や冷徹な指導者だった川越瑞希です。
そして遺影には後輩の白澤喜美の姿がありました。
白澤喜美は、1年前に亡くなっていました。
幕が上がると、ステージの床にはフットサルのコートが描かれ、客席スタンドが現れます。
舞台は北陸の中核都市・金沢、なので金沢弁が飛び交います。
なぜ、自分だけ、白澤の「お別れの会」に呼ばれなかったのか?
学生時代のさまざまな場面と共に甦ってくる、いくつものすれ違いや傷。
かつてあった奇跡の試合。
あの輝きは本当の輝きだったのか。
お別れの会から過去に遡って、回想シーンが始まります。
場面変わって、大学時代。
金田は、2011年の東日本大震災の4か月後に、女子サッカーワールドカップで優勝した「なでしこ」の姿に感銘を受け、自分もサッカーをやると思い立ちます。
金田の単純さや無謀さ、他人を巻き込んでいく強引だけれども明るいパワー、同時にそうせざるを得ないほどに震災が与えた影響がありました。
中学時代からの親友の山形とともに未経験の学生たちをスカウトし、女子サッカー経験者の川越を顧問に迎え、人数が少なくてもできるフットサル部を発足します。
初心者ばかりで始まったフットサル部。
下手だけど、部活動に勤しむ姿は、まさに「シャイニング」しています。
一方、パワハラめいた監督の指導や後輩へのイラついた対応なんかもあって、決してキラキラだけの青春ではありませんでした。
時にボールを蹴り、時にマイムで表現しながら、はじめはボールを触ったこともなかった彼女たちが、徐々に生き生きとしていきます。
やがて、はじめは内気でおどおどしていたのにめざましく上達した白澤が、金田のポジションを脅かすまでになったことから、金田のとる態度が変わっていき、部内のムードが険悪になっていきます。
金田の白澤に対する嫉妬心や未熟さから、やがて白澤を傷つけてしまう出来事がおこります。
大学卒業後、金田は役所のスポーツ振興の部署に非正規職員として就職します。
当初はやる気に満ち溢れていましたが、非正規であることの壁やコロナ禍での活動制限などを受け、徐々に心が萎んでいきます。
そんなある日、白澤が運転中に事故をおこして亡くなりますが、ブレーキを踏んだ形跡がありませんでした。
白澤が大学時代に書いた部活を題材にした漫画と、傷心をつづったブログがネット上に残っていたため、ネットに群がる有象無象から、その原因は当時のキャプテンとされ、金田は特定されてしまいます。
金田はSNSで誹謗中傷にさらされます。
ネットを見た白澤の親は、金田を「お別れの会」に呼ぶことを拒否します。
最後に死んだ白澤が事故の真相を語る場面があり、薬の服用が原因だったことがわかります。
冒頭の「お別れの会」のシーンに戻ります。
再会して、わだかまりをぶつけ合う彼女たちです。
そして、翌年1月に能登半島地震が起きたことが紹介されます。
ラスト、本作の舞台が金沢である意味が明かされます。















































































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