川口春奈 映画「九月の恋と出会うまで」!

2023年5月7日

川口春奈の映画「九月の恋と出会うまで」です。

川口春奈は、旅行会社に務めるOL、北村志織を演じています。
ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織は、小説家志望の隣人平野と運命的に出会います。

平野を高橋一生が、演じています。

志織は、新しい部屋で突然、不思議な声を聞きます。
「こちらは一年後の未来です。あなたに危険が迫っています」
それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの声でした。

相談を受けた平野は、助かった志織にタイムパラドクスが生じることに気付きます。
それは一年後、志織の存在が消えることを意味していました。
必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織です。

志織は、旅行代理店の窓口を担当する27歳のOLです。

志織は、趣味の一眼レフカメラの現像液の匂いで隣人から苦情がきたため引っ越しを考えます。
芸術が好きな人だけが借りられる安くて素敵なマンションを見つけます。
志織の快適な暮らしが始まります。

壁に空いたエアコンの穴から笑い声が聞こえます。
『僕は、あなたの隣人です』穴の中から語りかけてきた声は、1度すれ違っただけの隣人の平野だと名乗ります。

志織の隣には、不思議な雰囲気の小説家志望『平野進』が住んでいました。
穴から聞こえる声は、今の時間の平野ではなく、1年先の未来の平野だと言います。
志織は、1年後の平野を『シラノ』と呼ぶようになります。

平野の言うことを信じた志織は、未来の平野の頼みごとを実行します。
『週に1度、現在の平野を尾行してほしい』という変わった頼み事でした。

『未来の平野』に頼まれて、志織は、現在の平野を尾行します。
ある日、一日中ずっと平野を尾行して下さいとお願いされます。
志織は、その日熱があるにも関わらず出かけます。
平野を見失った志織は自宅に帰りますが、部屋は空き巣に入られ荒らされていました。

志織の部屋を訪ねて来た平野を見るなり、志織は熱で倒れてしまいます。
平野はお粥を作って看病します。

これを機にふたりは距離を縮めていきます。
志織は現在の平野に、未来の声のことを話します。
平野は信じられない話を真剣に受け止めてくれます。

平野はタイムトラベルなどSF小説を得意としていました。
この部屋から声がするということは、声の主は一年後この部屋にいるはず。
タイムトラベルの謎を熱く語り始めます。

そこへ警察がやってきます。
空き巣の犯人が捕まった報告でした。
聞けば犯人は、ただの空き巣ではなく強盗殺人犯で、部屋にいたら殺されていたかもしれないということでした。

その報告を聞いて青ざめる志織です。
その日は平野を尾行していた日です。
もし、熱のまま寝込んでいたら殺されていたかもしれません。

その事実で、平野はある仮説にたどり着きます。
それは、本当なら志織は死んでいて、それを知るシラノが志織を守るために尾行をさせ、未来を変えたのではないかという仮説です。
平野は時間軸上の矛盾が生じタイムパラドックスを引き起こすことに気付きます。
一年後に志織が存在しなかった人物になってしまいます。

その解決法は、シラノは誰なのか探し出し、一年後もう一度、まったく同じように志織を助けてもらう必要があります。

シラノはいったい誰なのか?
志織は未来の声、シラノのセリフを思い出していました。
「もし未来の僕と会うことがあったら、町一番のレストランで食事をしよう」

その言葉は、大学時代付き合っていた真一のものでした。
手がかりが掴めずがっかりする志織を、平野は見晴らしの良い高台に誘います。
そこで誕生日のプレゼントを贈ります。

感激する志織。一緒に思い出の写真を撮ります。
一緒に帰る帰り道。触れ合う手を意識する2人。
思いは通じているかのようでした。

マンションに帰ると、権藤オーナーの孫が引っ越してきましたした。
その彼こそ、真一でした。
運命の再会を果たす志織と真一。
それを見た平野は自ら身を引きます。

そこから志織の周りにも変化が起き始めます。
仕事で、突然の昇進移動の話がでたり、真一にプロポーズされたりと運命に導かれているかのようです。

しかし、志織の中では平野の存在が大きくなっていました。
志織は、初めてこのマンションに来た時から大好きな公園に平野を誘います。

運命は決まっているかもしれない。
それでも、今の自分の心に正直に生きたい。
好きな場所で好きな人と暮らしたい。その気持ちを平野にぶつける志織です。

しかし、平野は自分は運命の相手ではなかったと志織を遠ざけます。
そして、志織は引っ越して行きました。

1年後、志織は職場を早退し海にやってきました。
もう一度、奇跡が起きなければ私は消えることを信じています。
そこに携帯電話が鳴ます。相手は平野でした。

「シラノは僕でした。やっかいな時間の壁をようやく超えました」
その声は、すぐ側で聞こえます。

平野は志織が引っ越した後も気がかりで、真一に志織をちゃんと助けて欲しいとお願いに行きます。
しかし真一は、未来の声の存在を信じておらず、志織には振られていると言います。

慌てた平野は、権藤オーナーに志織の部屋に引っ越させて欲しいと頼みにいきます。
しかし、部屋の交代を許したことがない権藤は、本当の小説家になったら許すと約束します。

志織を守りたい一心で、それから夢中で小説を書き始める平野です。
平野の小説はみごと受賞し、小説家デビューします。
志織が初めて未来の声を聞いた日でした。

授賞式を抜け出し、急いで志織のいた部屋へ帰る平野。
エアコンの穴をあける平野は、何かが挟まっているのを発見します。
それは、志織と2人で撮った写真でした。
震える声でエアコンの穴に話しかける平野です。

「北村志織さんですか?」その声は一年前、志織が聞いた声と同じ声でした。

映画『九月の恋と出会うまで』予告

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