綾瀬はるか 映画「レジェンド&バタフライ」!

2024年4月13日

綾瀬はるかの映画「レジェンド&バタフライ」です。

織田信長と濃姫は、尾張国と美濃国の和睦のために政略結婚させられます。
婚礼の日、妻としての務めを果たすよう告げる信長に対し、濃姫は毅然とした態度で断ります。
その日から二人の仲は険悪なものとなってしまいます。

ある日、信長が濃姫に狩りの勝負を挑みますが惨敗、さらに崖から落ちそうになった信長は、濃姫に助けられます。
しかし、崖の上で海の向こうの南蛮に行ってみたいと夢を語る信長に、濃姫は惹かれ始めます。

そんな中、濃姫の誇りだった父・斎藤道三が兄・義龍に殺されてしまいます。
人質としての役目がなくなったと濃姫は自害を計りますが、人質ではなく妻だと信長に止められます。

数年が経ち、織田家は今川軍の進行により絶体絶命のピンチに陥いります。
自害も辞さないと信長は考えていましたが、濃姫が出した戦略のおかげで、事態を乗り切ることができます。

その後、信長の快進撃は続きます。
足利義昭からの上洛の要請を受けて悩みますが、濃姫からの進言もあり京へ向かうことにします。
京でスリにあった二人は、追いかけていくうちに襲われた浮浪者を濃姫が殺害してしまいます。
さらに、襲われた浮浪者を倒していくうちに、逃げ隠れた小屋で二人は初めて結ばれます。

その後、妹のお市を妻に送った浅井長政の裏切りに遭いますが、家臣の羽柴秀吉と明智光秀の奮闘により難を逃れました。
その頃、濃姫は信長の子を妊娠していましたが、流産します。
しかし、信長は彼女と深く向き合いませんでした。
そして信長は織田家に仇なす朝倉や浅井らのいる比叡山延暦寺の焼き討ちを決意、女子供も含め皆殺しにするよう命じます。

家臣や濃姫の声も届かず、自らを魔王と名乗り、そんな信長に惹かれた明智光秀を使い虐殺を実行します。
勝利を収めた信長の狂気はさらに増長し、倒した敵の頭蓋骨で酒を飲み、それを家臣にも勧め始めます。
すっかり醉いの回った信長を濃姫は諌めますが聞き入れられず、逆に責められてしまいます。
濃姫は、これ以上死に急ぐ信長を見ていられないと、離縁を言いだします。

信長も、覇道を行くためならと離縁を受け入れ、貞家を夫とし新たな人生を過ごすよう伝えます。
その後、濃姫は山奥で貞家らと穏やかに暮らしますが、次第に病に伏せるようになります。
一方、信長は武田軍を長篠の戦いで打ち破り、天下統一へまた一歩進んでいきます。

しかし、信長は多くの人の命を奪ったことに苦しみ、自らの覇道に疑問を持ち始めます。
ある日、濃姫が病に苦しみ幾ばくもない命だと知り、虚勢を張る濃姫を説き伏せ、安土城へと連れ帰ります。
以降、濃姫の世話を焼く信長に対し、覇王である信長に酔狂していた家臣の明智光秀は、徐々に不満をつのらせていきます。

毛利軍との戦いに苦戦する秀吉に加勢するために戦に出る信長は、濃姫にこの戦いを最後に南蛮に行こうと約束します。
濃姫は無事帰る事を望み、願いを込めた蛙の置物を信長に手渡します。

その後、京にいた信長を、謀反した明智光秀が襲い、本能寺の変が起こります。
四方を火で囲まれ倒れ込んだ信長、懐から落ちた蛙の置物を見つめていると、ふと床下に隙間を見つけます。
脱出口を見つけた信長は、本能寺の外に出て濃姫の元へ、二人で南蛮に向かい、新天地で新しく生まれる子供と幸せに暮らします。

しかしそれは信長の幻想でした。
置物の蛙はもうどこかに落とし、ありません。
その頃、濃姫は南蛮の楽器を抱えたまま病により息絶えていました。
不思議と顔には笑みが浮かんでいます。
信長は最後の舞を踊り、濃姫へと思いを告げると、自身の刀で自害します。